デスクトップPC更改に向けて



テセウスの船

自宅で使用しているデスクトップPCを更改しようと考えている。 元々、学生時代に購入したショップブランドPCだったのだが、 大規模・小規模、様々なレベルで何回も構成要素を更改していって、 現在に至っている。 その結果、「テセウスの船」というか「おじいさんの古い斧」というか、 当初の構成要素で現在も残っているものは一つも無いと思う。

最後に大規模な更改をしたのは2004年頃だっただろうか、 現在のスペックの概要としては、 CPU Pentium D 2.8 GHz、メモリ 2GB、HDD 400GB で Windows XP といったところだ。 さすがに 10 年近く経過して、スペック的にも見劣りしてきたし、 来年 2014 年には Windows XP の延長サポートフェーズが終了してしまう。 その前に更改しなければ、ということである。

AVCHD 3D

また、ここ数年 AVCHD で撮りためたビデオが HDD を圧迫しており、 とりあえず NAS として Buffalo LS-V2.0TLJ を導入して退避させたりしているものの、限界もある。 また HDD や NAS に AVCHD を入れておいたところで、 PC のスペック的に再生することもかなわず、ただの肥やしになってしまっている。 ここは、やはり AVCHD を劣化させず、 そのままの画質で記録できる Blu-ray に書き出すことにより、 保管しやすく、また、簡単に見れるようにしたい。

さらに、最近は下火になってきてしまっているようだが、 3D 対応が欲しい。 具体的には Blu-ray 3D のコンテンツが 3D で再生できて、 その上さらに AVCHD 3D も 3D で再生できるようにしたい。 そう、私が使っているカメラは少し古いのだが、 ソニー3DハンディカムHDR-TD10 だ。これはサイズが大きめなのが玉にキズだが、後継機種の HDR-TD20V なら小さく改良されたようだ。

一応、PC 以外の Blu-ray 録画・再生機器として、 Panasonic DIGA DMR-BW800VIERA TH-32LZ85 を使っているのだが、残念ながら 3D がブームなる以前の製品であり、 Blu-ray 3D にも AVCHD 3D にも対応していない。 HDR-TD10 で撮影した AVCHD 3D な SDHC カードを DMR-BW800 で取り込もうとすると、取り込めないわけではないのだが、 再エンコードがかかるようで、1 倍速、 つまり撮影時間と同じだけの時間がかかってしまう上に、 2D になってしまう。これを Blu-ray に焼いても面白くない。

更改方針

以上で述べたようなことができる PC に更改したい、というわけだ。 幸い、NAS のおかげで HDD 問題は、とりあえず今のところは軽減されているし、 Windows XP の期限も来年なので、まだ先だ。 急ぐ必要はない。 元々、「テセウスの船」な PC なので、今後の大規模更改を見据えて、 できる限り少しずつ部品を更改していくことにしたいと思う。

大規模更改としては 6 月頃の出荷と言われている Haswell を候補としたい。 そうすると、CPU、マザーボード、メモリは完全に交換になるし、 同じタイミングでHDD交換、OSの入れ替えもしたほうがよいだろう。 さらに、最近のマザーボードは現在使用しているものと違って、 FDD I/F が無い、PCI スロットが無い、パラレル ATA ポートが無い、 など、周辺機器で使用できなくなるものが多数出てくることが想定される。 更改後に使用できなくなる可能性が高い旧世代のメディア、HDDなどについては、 大規模更改までの数ヶ月のうちに、データのサルベージと消去をしなければならない。 HDDはともかく、FDは大量に眠っていそうだし、 MOや殻付きDVD-RAMといったメディアを使っていたことがあるので、侮れない。 計画的に進める必要がある。

また、今後部品等の交換をした際には、随時記事にしていきたいと思う。