キャプチャ

2003 年 2 月 10 日:DV コーデックについて追加
2003 年 2 月 9 日:作成


ハードウェア

コマ落ちなしでキャプチャするには、そこそこの性能のハードが必要になります。 とりあえず、私の環境は Pentium III 1GHz, メモリ 256MB, HDD 40GB (ATA66) ですが、コマ落ちはほとんどしません。 ただし、DV キャプチャでは約 9 分で 2GB 消費しますし、 その後の作業などを考えると、HDD はもっと必要だと思っています。 また、IEEE1394 ボードが必要になります。 これは Canopus 等のキャプチャ用ではなく、 ストレージ兼用で安価に売られているものでかまいません。

OS

Windows2000 または WindowsXP が必要です。 また、HDD は NTFS にしてください。 Windows95/98/Me では NTFS が使用できませんし、 FAT, FAT32 では、2GB (4GB?) 以上のファイルが扱えません。

キャプチャソフト

DV キャプチャソフトは、とりあえず何でもかまいません。 安価な IEEE1394 ボードを使っている場合には、 キャプチャソフトがついていなかったりしますが、 フリーソフトでもキャプチャは可能です。 フリーソフトでは、ふぬああ というのが有名なようです。他にも、Microsoft DirectX8 SDK などに付属している、 サンプルプログラムなどでもキャプチャできます。

Type-1, Type-2

Canopus 等の DV キャプチャを使用している場合には、 あまり関係ないかもしれませんが、DV キャプチャで生成された AVI ファイルには、 Type-1 と Type-2 の 2 種類が存在します。 Type-1 は DV をそのまま記録したもので、厳密には AVI フォーマットとしては、 正しくないもののようです。 Type-2 は映像と音声をいったん分離してから、AVI フォーマットの方法で多重化して、 記録したものです。 この後使用する TMPGEnc Plus は Type-2 にしか対応していませんが、 Type-1 の方がキャプチャに必要なマシンパワーが低くてすみます。 そこで、いくつかの方法をとります。

参考情報

Type-1 でキャプチャしてから Type-2 に変換

マシンパワーが低い場合に有効です。 ただし、変換するためには大きなディスク容量が必要となります。 変換ツールは ULEADDV Converter がフリーで使用できます。 また、米国 Canopus もコンバータを配布しているようです。

最初から Type-2 でキャプチャする

ふぬああは、 Type-2 でキャプチャできるようです。 ただし、リアルタイムで Type-2 への変換が行われるため、 マシンパワーが必要とされます。

分割キャプチャ

DV は映像と音声が同期するように作られていないようで、 長時間キャプチャすると映像と音声がズレてくることがあるようです。 いわゆる音ズレというものです。 また、DV は約 9 分で 2GB ものディスク容量を消費するため、 長時間キャプチャを行うには、莫大なディスク容量が必要となります。 そこで、ある程度ごとに区切ってキャプチャ→ mpeg2 エンコード→AVI 削除、ということを繰り返し、 最後に mpeg2 を連結する、といった方法を取ることにします。 私は、15 分から 30 分キャプチャして、 必要なシーンをエンコードする、ということを繰り返しました。

DV コーデック

Canopus の DV キャプチャを利用する場合には、 Canopus DV Codec が利用されるため、あまり関係ないですが、 安価な IEEE1394 ボードで DV キャプチャする場合には、 DV Codec として Microsoft のものが利用されます。 これは、どうやらあまり画質がよくないようですが、 高画質を目指してフリーで配布されている、 Software DV Codec "Iris"というものがあります。


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